美容整形すると入国審査で止められるって本当?

2017年9月28日


Dr.高須幹弥

整形してキレイになり、自信もついたのでついに念願の海外旅行へ。でもちょっと待った。パスポートの写真に写っているのは整形前の私。もしかして入国審査で止められる…なんてことが起こってしまうのでしょうか?

■整形も経年変化の範囲内

刑事ドラマには時折、美容整形で顔を変え、逃亡を続ける犯人が登場します。現実でもそのように整形を繰り返して、長年逃亡していた犯人がいました。美容整形をしたことのない人にとって整形手術というのは、元々の顔がわからなくなるくらい大きく変わるイメージがあります。そこで生じるのが「美容整形をすると、パスポートの写真と顔が違うと言われ、入国審査で止められることがあるのでは…」という疑問。美容整形をしたことによって海外旅行ができなくなる、なんてことは本当にあるのでしょうか?

結論から言うと、美容整形をしたからといって入国審査で止められることは、まずないと言えます。理由は大きく2つ。1つめは、パスポートの有効期間が最長で10年間あること(日本の20歳以上の場合)。10年もたてば、人の顔はかなり変化します。老化もしますし、体重50kgの人が100kgまで太ることもあるほど、体重が増減することもあります。ひげを生やしたり剃ったり、髪型だって短かったり長かったり、大幅に変化するでしょう。そうした変化があると、顔の印象ももちろん大きく変わります。でも、それによって入国審査で止められて困ったという話はあまり聞かないですよね。なぜなら、それらの経年変化は想定の範囲内だからです。美容整形による変化も、それと同様に受け止められることが多く、よほど手術を繰り返しすぎていない限り、入国審査で止められることはないと思ってよいといえます。

■美容整形よりメイクのほうが、よっぽど顔が変わる

それに実は美容整形よりも、派手なメイクをした時のほうが、よっぽど顔が変わる度合いが大きいものです。手術をするのだから、美容整形をしたほうが顔が変わるだろうと思いがちですが、実際にはメイクのほうが顔の印象を大きく変えられます。しかし、バッチリメイクをしてパスポートの写真を撮ったものの、入国審査の時はすっぴんだったので、他人だと言われて入国できなかったというニュースは聞いたことがありません。これが理由の2つめです。したがって、美容整形をしたからといって海外旅行の際、入国審査で引っかかるようなことは基本的にないといえます。

■どうしても心配な場合は診断書を

「心配ない」と言っても、やはり気になる人もいるでしょう。そのような場合は整形手術を受けた美容整形外科で診断書を書いてもらうことをおすすめします。「何月何日にこういう手術をしました」と医師に一筆書いてもらえば、もしもの場合にはそれを見せて切り抜けられるはずです。クリニックによっては希望すれば、術前・術後の写真のコピーをもらえることもあります。入国審査の厳しい国に行く場合は、そうした保険をかけるのも一つの手です。

いずれにせよ、適切に対処すれば問題は起きません。あまり心配しすぎずとも大丈夫でしょう。

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