美容整形手術を健康保険で受けられない理由

2017年8月9日


Dr.高須幹弥

美容整形を健康保険で受けたいと思ったことのある人は少なくないはずです。しかし、美容整形はその目的から、健康保険で受けることができません。その理由をあらためて確認しておきましょう。

■ブサイクも病気と同じ?美容整形に健康保険は適用されるか

「不細工なせいで彼氏はいないし、友だちも少ない、仕事の面接を受けても落とされてばかりです」「病気で苦しんでいる人たちと同じように、ブサイクも苦しんでいます。どうして美容整形は健康保険で受けられないのですか?不公平です」
と美容整形クリニックで訴える人は多いようです。

ブサイクの苦しみは病気の苦しみと同じ。だから美容整形にも健康保険を適用してほしい…気持ちは分かりますが、残念ながらそれを叶えるのは難しいと言わざるを得ません。そもそも健康保険とは、病気で苦しむ人のために皆で積み立てたお金や税金を使って助けるというシステムです。それを、体は健康なのに、もっともっと幸せになりたいと自分の欲望を満たすために行う治療に適用することはできません。体が健康なのとそうでないのとでは、前提が違うのです。

また、現在の日本の支出でもっとも重荷になっているのは社会保障費であり、医療費です。社会が少子高齢化になり、今後もどんどん医療費が増える一方であることは明らか。そんな中、美容整形に健康保険を適用すると言って、誰が賛成するでしょうか。健康保険とはそういうシステムだという理解が必要と言えます。

■世の中、公平なことなんてない

それに、顔の美醜だけを健康保険の適用対象にするわけにはいきません。そんなことを言ったら、頭のいい人や悪い人、お金持ちの家に生まれた人と貧乏な人、優しい親の下に生まれた人と育児放棄をするような親の下に生まれた人など、誰だって生まれつきの公平・不公平はあるものです。言い出したらキリがありません。

たしかに見た目がキレイな人は得なことが多いかもしれません。でも、そうでない人が持っていて、キレイな人が持っていないものもたくさんあります。ないものを嘆くのではなく、あるものを磨いていくことが大切なのではないでしょうか。

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