美容整形外科医が手術を断ったあんな理由・こんな理由

2017年10月23日


Dr.高須幹弥

手術に始まり手術に終わるといっても過言ではないほど、手術をたくさんこなすことで知られている美容整形外科の医師。そんな美容整形外科医がどうしても手術を断らざるを得なかった理由を紹介します。

■患者さんが無理なデザインを希望してきた

この頃は二重手術にする人の多くが、平行型二重を希望するそうです。平行型二重とは、二重の幅が目頭から目尻まで同じになっている二重まぶたのこと。目が大きく見える上、華やかに見えるので、特に若い世代において高い人気を誇っています。

そんな人気の高い平行型二重ですが、実は日本人の場合、希望してもできない人のほうが多いのです。原因の一つが目頭にある蒙古ひだ。このひだがある人は、平行型二重を作ろうとすると、ものすごく厚ぼったい二重になってしまったり、目をつぶったときに手術跡が不自然に目立ったりしてしまいます。ですから、自然な平行型二重が作れるかどうかは、診察してみないことに分からないのです。しかし、そのことが理解できず「どうしても平行型二重でなければ嫌だ!」と、ごねる人に対しては、残念ながら手術はできません。それでも「どうしても手術を…」を粘られた場合は一旦お引き取りいただき、ゆっくりと考えてもらうそうです。

■妊娠をほのめかされた

女性の患者さんの中には手術が決まった後、突然に「あ、でも今妊娠しているかもしれないんですけど」と告げる人がいます。実は「妊娠しているかも」と一言でもいわれたら、もう絶対手術はできません。基本的に妊娠中、病気以外のことで体にメスを入れることはできない、それが医療における倫理です。したがって、手術もお断りするしかありません。「もしかしたら」でも「たぶん」でも、妊娠している確率が0.1%でもあるのであれば手術はできないのがセオリーです。

このように書くと「美容整形をしてもらいたいから、妊娠していることはだまっておこう」と考える人が出てくるかもしれませんが、妊娠中の体は普段と全く違う状態になっていることが多いもの。「これくらい大丈夫」と軽い気持ちで判断するのはおすすめできません。

そのほか、他院で行った美容整形の修正手術を「今日、すぐにやってほしい」という場合も断るケースが多いです。修正手術こそ、本当にできるかどうか確認をしてからでないと手術の段取りができない典型的な例です。必ずカウンセリングを受けた上で、後日あらためて手術の予定を組みましょう。

美容整形外科では「キレイになりたい」という患者さんの思いにできるだけ応えようとしているものの、今回ご紹介した事例のように、どうしてもそれにお応えできない事情もあります。理想やこだわりを持つことは決して悪いことではないですが、柔軟に対応できるよう、余裕を持っておくとよいでしょう。

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