- あきらめないで!悩みのタネだったしゃくれあごを治す原因別解決法
「あごがしゃくれているのは生まれつきだから」とあきらめていませんか?
割れ顎、けつあごは遺伝が原因ですが、しゃくれあごは意外にも後天的になってしまうことも多いのです。その原因は何だと思いますか?どうすれば治すことができるのでしょうか?
そこで、あごがしゃくれる原因と治す方法について詳しく解説していきます。
「しゃくれあご」と「受け口」は違う!
よくしゃくれあごと受け口が同じだと思われがちですが、その違いをまずご説明します。
「しゃくれあご」は通常、パッと見て下顎が突き出ていたり、あごの長さが原因でしゃくれたり、輪郭の形状を表わす言葉として使われています。
一方、「受け口」というのは噛み合わせの異常を指しています。通常、上の歯が下の歯にかぶさるような形で前に出ていますが、受け口の場合、上の歯よりも下の歯のほうが前に出てしまっているため、「反対咬合」とも呼ばれています。
あごがしゃくれるのは遺伝ではなく後天的なことが原因
受け口は成長過程での発育が問題となり発生することもありますが、家系的な遺伝により生まれつき受け口の場合もあります。そのため誤解されやすいのですが、あごのしゃくれも遺伝だと思っている方が多いのです。
しかし、あごのレントゲン撮影をしてみても骨が尖っているといったことはありません。むしろ、骨自体は他の人と変わらないことがほとんど。つまり、しゃくれあごの原因は遺伝ではなく、後天的だということです。
ちょっとした生活習慣がしゃくれあごの原因に
では、具体的にどんなことが原因となっているのでしょうか?
意外にも原因の多くは、ちょっとした生活習慣になります。
・気がつくと頬杖をついていることがある
・食事のときは片側ばかりで噛む癖がある
・寝るときはうつ伏せか横向きになる
・歯ぎしりをしていることがよくある
・虫歯があるが治さないまま放置している
・噛み合わせが悪い
こうしたさり気ない習慣。実はあごの関節を固くしてしまい、そのままの状態が続くことでしゃくれの原因になってしまうのです。ですので、しゃれくあごを治すには、原因となる生活習慣やクセなどを治す必要があります。
しゃくれたあごを自力で治す方法
では、生活習慣やクセを治す以外にも、自力で治す方法はないのでしょうか?
そこでご紹介したいのが髪型やメイクの工夫。“治す”というより“カバーする”と言ったほうが正確ですね。また、固まってしまったあごの関節をゆるめてあげるようなマッサージは、しゃくれあごを治すセルフ解消法として効果的です。
≪髪型で治す≫
前髪をあげたり横に流したりせず前に垂らして重めにつくるようにし、ボブやショートなど横にボリュームが出るような髪型にすることで、顔全体が菱形のシルエットになりしゃくれが目立たなくなります。おでこを見せる髪型は、縦型シルエットになるためしゃくれが目立ってしまうので要注意!
≪メイクで治す≫
ポイントはアイメイク。目頭から目尻へ、目の横幅を伸ばすことを意識します。また濃いメイクよりナチュラルメイクを心がけること。アイシャドーはベージュ系がおススメ。目尻に重心を置くように目尻にハイライトを入れます。アイラインも目尻にやや長めに入れることで目の横幅を伸ばし、あごのしゃくれを目立たなくできます。
≪マッサージで治す≫
受け口が原因ではない軽度のしゃくれに効果があると言われるあごの筋肉をほぐすマッサージです。テレビを見ている時や入浴中などに実践し、毎日の習慣にしてくださいね。
1.手の平であごから耳に向けて左右のフェイスラインを包み込みます。
2.奥歯をギューッと噛み、人差し指と中指で少しずつ押しながら、痛いところやしこりのようになっているところを探します。
3.耳の付け根あたりなど盛り上がったり動いたりする部分を指の腹を使い、押しながら円を描くように指を滑らせて揉みほぐしていきます。
しゃくれの根本原因を治してあごの悩みを解決する『あご削り』
メイクや髪型ではカバーできない、マッサージでも治らない骨格のズレなどが原因のしゃくれ。でも、何とかしたい・・・という人におススメなのが美容整形術での解決法です。
下あごの歯を抜歯し、できたスペース分を奥へ移動させる外科手術をありますが、抜歯をせずにしゃくれを治すには、下あごの付け根近くの骨を切る「あご削り」という方法があります。
全身麻酔が必要なので大がかりな手術ではありますが、口の中からの手術なので傷跡も目立たず、前に突き出した下あごや受け口が原因のしゃくれあごなど、歯科矯正では治すことができなかったしゃくれあごも小さくなり、ほっそりとしたシャープなフェイスラインを手に入れることができます。
あなたのしゃくれ具合や原因により治す方法も異なってきます。また、しゃくれたあごをどのように治したいかによっても解決方法が違ってきます。しゃくれの原因を根本的に解決したい場合は、一度美容クリニックなどに相談してみるのもいいかと思います。